山舩晃太郎(水中考古学者)のwiki風経歴。結婚や年収も調べてみた【世界ふしぎ発見!】


こんにちは。

【世界ふしぎ発見!】に、水中考古学者(船舶考古学博士)の山舩晃太郎(やまふねこうたろう)さんが出演されます。

水中考古学者は世界中に約500人しかいないそうです。

その中でも、被写体を360度いろいろな角度から撮影して3Dにする「フォトグラメトリ」を水中考古学に持ち込んだ山舩さんは、世界中の研究機関や大学から依頼を受けて発掘調査や技術指導をしています。

さらに、あまり知られていない水中考古学を多くの人に知ってもらうために、自ら情報発信もされています。

そんな山舩さんの驚きの経歴、結婚、気になる年収や過去の調査実績について調べてみました。

左の写真の左側の方が山舩さんです。


このページはプロモーションを含みます。


山舩晃太郎さんの経歴

名前: 山舩 晃太郎(やまふね こうたろう)
生年月日: 1984年3月21日
出身: 秋田県
学歴: 法政大学文学部、テキサスA&M大学大学院
研究分野: 水中考古学、船舶考古学
(Wikipedia)

プロ野球選手を目指した学生時代

山舩さんは小学生の時に野球を始め、中学ではエースで4番

スポーツ推薦で法政大学第一高等学校に入学しました。

が、高校2年の時に右ひじを故障した影響で、夏の高校野球地方大会ではベンチ入りすることもできなかったそうです。

それでも、必死にリハビリを続けて、法政大学では野球部に入部しました。

が、野球推薦で入学してきた他の選手とレベルが違ったり、再びひじを故障してしまったこともあって、野球の道は断念したそうです。

Sola
とてもショックだったと思いますが…
もし、野球に進んでいたら、水中考古学者としての山舩さんは生まれなかったんですよね。


山舩晃太郎さんと水中考古学、運命の出会い

山舩さんの父親が博学で読書家だった影響もあり、高校生のころから哲学や宇宙物理学など多分野の本を読んでいたそうです。

また、映画『グラン・ブルー』が好きで、海への憧れもありました。


そんな山舩さんが卒業論文への準備を始めていた時、アメリカ合衆国の考古学者ロバート・フォーレスト・バージェスの著書「海底の1万2000年―水中考古学物語」に出会います。

“フロリダの鉱泉から、1万年前の人間の頭蓋骨と脳がほとんど腐敗せず発見された”という内容に、「そんなことがあるのか!」と衝撃を受けました。

これが水中考古学との出会いであり、「一目ぼれした」瞬間でした。

考古学×海がバチンと合った、まさに運命の出会いだったそうです。

Sola
運命と言われると、勝手に決められてたまるかー!と思ってしまうのですが(^^;
でも、山舩さんの話を聞くと、すべてがこの出会いに向かっているようで、まさに「運命」だったのかなって思いますね。


写真 photoAC
※ 画像と山舩さんの研究は関係ありません

アメリカの大学院への入学、そして「フォトグラメトリ」の活用へ

法政大学卒業後、水中遺跡の発掘・研究を世界的にリードしており、船舶考古学プログラムが開設されていたテキサスA&M大学大学院への入学を目指して渡米します。

ところがこの時、山舩さんは英語が苦手。

当然、現地では洗礼の嵐。到着して早々、キャンパスへ向かうタクシーでぼったくりにあった。語学学校の受付でも話がわからず、後から聞いた話では住む場所も決めずに渡米するなんて前代未聞だと笑い話になっていたらしい。
何とか入学とアパート入居の手続きを終え、いざ食事をしようとマクドナルドに入ったが、店員に注文内容をまるで聞き取ってもらえない。
(東洋経済ONLINE)

Sola
いやちょっと待って?!
その状態で単身アメリカへ???
山舩さんの度胸も、OKしたご両親の度量の広さ(というのか?)もすごいです…。
聞き取れなかったのは、南部なまり英語だったというのもあったみたい。
たしかに同じ日本語でも方言は分からないもんね。
ぼったくりも、日本ではほぼ警戒する必要がないから、ある意味仕方なかったのかも。


努力の結果、無事大学院に入学することができた山舩さん。

学べば学ほど水中考古学の虜になり、「本当に幸せな時間で、毎日が充実していて楽しくて仕方なかった」そうです。

Sola
やっぱり、喋って聞いて、英語に触れる時間を増やすことが必要なんですね~。
現地に1人で放り込まれると、いやでも話せるようになるって言いますよね。


大学院卒業時の博士論文は、新技術フォトグラメトリを応用し、沈没船復元再構築の理論を進化させる方法についてでした。

フォトグラメトリとは、被写体をいろいろなアングルから撮影し、そのデジタル画像を解析、統合して立体的な3DCGモデルを作成する手法のこと

当時は手書きで遺物の出土位置やスケッチを残していたため、時間もかかるし精度も低くなりがちだったそうです。

この論文をポーランドの学会で発表したところ、多くの学者から称賛の嵐!

学会後は、世界中の研究機関から共同での発掘研究依頼が来るようになったそうです。

山舩さんのこの成功は、彼自身、水中での発掘のあり方を深く理解していたことに加えて、タイミングの妙もあったという。5年早ければ、ソフトの精度の問題などで実用に遠く、また、5年遅ければ、だれかが同じことをしていただろう、と。
(NATIONAL GEOGRAPHIC)

Sola
これも、「運命」再びですよね!
水中考古学を愛し、水中考古学に愛された男。
なにやらネタのようになってしまいましたが、タイミング・知識・新しい技術を取り入れる勇気。
どれが欠けてもこの成功はなかったと思います!

写真 photoAC



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山舩晃太郎さんは結婚してる?家族は?

山舩さんは、兄弟姉妹がいなくてご両親と3人家族です。

では結婚しているのかというと?

XやFacebookでもそういう情報はなし。

いろいろなインタビュー記事などでも一切触れられていません。


SNSなどは情報発信の場と考えて、プライベートについては沈黙を貫いている可能性もゼロではありませんが…。

発掘プロジェクトに参加したり、特別講師として各国のキャンパスやフィールドで指導にあたったりで2019年は10カ月も海外だったそうです。

日本にいる間も大学との共同研究や学生への指導があり、実家のある鳥取県にはほとんど戻らなかったとか。

これを聞くと、正直恋愛とか結婚とかしている時間はなさそうな気がしますね。


ちなみに、研究と恋愛について山舩さんの考えを説明している動画がありました。

発掘に配偶者や婚約者を連れてくる研究者がいたり、他のメンバーも若かったりで、男女の問題が起きることも多いとのこと。

水中考古学ではこれを「エクスカベーション・シンドローム(発掘症候群)」と呼ぶそうです。

これは「スキー場では3割増しで可愛く(格好良く)みえる」という現象に近いもので、現地で共同作業しながらの発掘では、恋に落ちるメンバーが続出して男女カップルが出来やすいというものです。これらのカップルの9割が発掘後(我に戻って)別れています。
(水中考古学者と7つの海の物語)

Sola
限られた空間で、男女混合で、やることも決まっていて…だと、いくら自分の興味のあることだとしても他に目が向いちゃうこともありますよね~。
で、調査に集中しないと!と思うほど、障害が余計に相手を魅力的に見せちゃったりして。
調査・研究に支障が出なければいいのかもですが、既婚・婚約中だとマズいですよね(^^;

山舩さんはエクスカベーション・シンドロームにかかったり、誰かにかけたりしたこともないそう。

発掘現場はあくまで研究・調査の場で、山舩さんの興味が遺物に集中しているということなのでしょうね。

頭のてっぺんからつまさきまで研究者なのかもしれません。


ていうか結婚とか恋愛と全く関係ないですが、山舩さんの上腕の筋肉がすごい!とか思ってしまったSolaでした(笑)


写真 photoAC

山舩晃太郎さん(水中考古学者)の年収は?

収入についての情報はほとんどなく、具体的な金額などは一切分かりませんでした。

ただ、

各国の研究機関と仕事をするときは、その国の平均月収などを参考にする(アメリカや北欧は比較的高額、日本もある程度もらえる)
経済状況に余裕がない国の場合は、報酬を断ることもある
収入は遺跡の保護活動に充てている
報酬をもらえなくても、その国の研究者にフォトグラメトリを学んでもらえれば遺跡の保護につながるし、自分ももぐることで勉強になる

だそうです。

Sola
なんか、手元にお金があったら遺跡の保護や研究に全部使っていそうですね…。
そういうことも全部受け入れられる方じゃないと、パートナーにはなれないのかも?

実際のところ水中考古学者ってマニアなので、お金は本当にないんです(笑)。
(TBS)

マニアというのは、なんとなく納得です。

でも、マニアでも何でも人類の歴史を紐解く大切な学問であることに違いはありません。

そういうところには、しっかりお金を使ってほしいなぁ…。

政治家のみなさん、税金の使い方をちょっと考えなおしてみませんか。


日本の研究者の多くが研究資金に悩んでいる現実については、こちらの記事もどうぞ。

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写真 photoAC


まとめ

【世界ふしぎ発見!】に出演される水中考古学者山舩晃太郎(やまふねこうたろう)さんについて、経歴、結婚、年収などの気になることを調べてみました。

野球の道を目指していたけれど、ひじの故障が原因で断念した。

大学の卒論準備中に出会った「海底の1万2000年―水中考古学物語」という本で水中考古学に出会い、一目ぼれした。

水中考古学を学ぶため、英語が苦手だけれど、住む場所も決めずにアメリカに単身渡る。

大学院卒業時の博士論文でフォトグラメトリの水中考古学での活用について書いたところ、絶賛!さまざまな発掘研究依頼が来るように。

多分結婚はしていないと思われる。

年収は不明。

場合によっては報酬なしで仕事をすることもあり、遺跡保護に収入を充ててもいるので、お金はないとのこと。


海の中の沈没船からどんな人類の歴史が発見されるのか???

考古学は陸上でも海中でもロマンの塊ですね!