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側溝関係の事件が2種類、話題になっています。
1つめは「側溝男」。
何それ?って感じですが、側溝に潜って女性のスカートの中をのぞき見しようとして逮捕された人。
2つめは側溝の金属製のふた(グレーチング)の盗難。
全国的に多発しているようです。
側溝男とは
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初犯は2013年6月6日。
神戸市東灘区の側溝からの覗き見で、県迷惑防止条例違反容疑で逮捕された。
ふたの穴から人の目が見えることに気づいた女性が110番通報したとのこと。
2回目は2015年8月16日、同じく東灘区。
ふたから髪の毛が出ていることに女性が気付き、ウィッグの落とし物と思って近づいたところで容疑者と目が合ったとのこと。
3回目の今回は9月14日の逮捕。
9月8日に側溝内から録画モードのスマートフォンが発見され、盗撮の可能性をにらんだ捜査員が現場周辺を調べていたところ、容疑者を発見し、性的姿態撮影処罰法違反の容疑で逮捕したとのこと。
(NEWS ポストセブン)
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そこらのホラー映画より100倍怖い。
自分だったら、冗談抜きでトラウマになりそうです。
ネット上の反応はこちら。
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(THE SANKEI NEWS)
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本人曰く
生まれ変わったら道になりたい。
長所はどこでも寝られること。
短所は側溝に入ってしまうこと。興奮してやめられない。
「生まれ変わったら道になりたい」は、微妙に名言チックで腹が立つんですが。
前世そういう人が道路になったとしたら外を歩くことが恐怖になるので、ぜひやめていただきたいものです。
過去逮捕された際、実名報道されたりもしたけれど、3回目ですからね…。
常習犯としか言いようがないですよね。
というか、初犯の6月6日、2回目の8月16日、そして今回の9月14日。
この酷暑の日本で、夏ですよ夏!
6月は微妙ですが、でも結構暑かったり雨が降ったりするじゃないですか。
そんな中で5時間側溝に潜っているって、暑さ耐性のレベルが高い?
下手したら命にかかわるのに、なぜ夏を選んだ?
冬は厚着で側溝に潜れないから無理なんでしょうが、私だったらもう少し季節を考えるかな…。
(※ 絶対やりません)
ただ、暑さの中5時間も身動きできないところにいられる我慢強さは、文句なしにすごいです。
別のところで活かせたらいいのに、と思わずにはいられません。
実名報道されるということは…
犯罪を犯した人が実名報道されるのは、因果応報。
本人の責任なので仕方ないと思いますが。
これ絶対、家族とか周りの人に迷惑かかるやつですよね。
実際、2015年の逮捕時、母親がインタビューされたそうです。
息子は小さいころから側溝や狭いところに入り込んで遊ぶのが好きで、中学生になっても続いていました。
子供っぽいところが抜けきれていなかったみたいなのですが、それが年齢を重ねて性的な興味と結びついてしまって、こんなことをしてしまったみたいなんです。人付き合いが昔から苦手で、仕事のストレスなどもあったのかも知れません。
本人は、警察に捕まって反省しています。
(NEWS ポストセブン)
親からしたら、自分の子供がこんな事件を起こして逮捕なんて、自分の育て方を責めるしかないじゃないですか。
Solaにも息子が2人いますが、仮に将来こういう大人になったとしたら…
世の中に対してどう謝罪したり、償ったりすればいいのかと思います。
それこそ出歩くこともできないかもしれません。
母親のことを考えると、警察に捕まって反省して、そのまま更生してほしかったなぁ…。
それにしても、2015年から8年という時間をあけて、なぜ再犯してしまったのでしょうか。
一度越えてしまったことで、一線をを越えやすくなってしまったのでしょうか。
再犯は防げないの?
性犯罪の問題に詳しい原田隆之・筑波大教授の「痴漢外来-性犯罪と闘う科学」(ちくま新書)によると、性犯罪の再犯率は約5%。
意外と低いんですね。
ただ、痴漢や盗撮は話が別で、法務総合研究所の統計によると保護観察付執行猶予者で痴漢36.9%、盗撮25%。
出所受刑者だと痴漢49.7%、盗撮42.9%だそうです。
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こわっ。
性犯罪の再犯防止のために、認知行動療法に基づくプログラムを実施しているそうです。
検証の結果、プログラムを受講した場合、受講しなかった場合を比べたら再犯率が2割ほど低下したそうですが、痴漢犯罪者への効果は認められず、盗撮はそもそも検証の対象にもなっていないそうです。
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側溝被害を防ぐだけなら、側溝の上を歩かないようにすればいいかもしれないけれど。
痴漢や盗撮はいつどこで起きるか分からない!
予防のしようがないですよ…。
犯人側を変えられないなら、犯罪を起こしにくい社会は作れる?
側溝男のような特殊例はともかく(^^;
普通の盗撮や痴漢などの犯罪をしにくい世の中にすることができれば、発生件数が減るかもしれません。
盗撮はカメラを設置されてしまったらどうしようもないし。
カメラの設置を防ぐのも難しいんですよね。
痴漢については、時間帯によって女性専用車両が設けられている路線がありますが、実はちょっと反対なんです。
なぜなら、女性専用車両は先頭車両か最後尾車両のことが多く、階段までが遠いからです…。
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という女性も多いのでは?と思っています。
いっそ、女性専用車両ではなく、女性専用ゾーン(たとえば全車両の前と後ろ)にしたらどうかと思うのですが…。
(いらすとやのイラストを編集)
ただ、乗車位置が分かりづらいという欠点もありますよね。
だからこそ、乗車位置が分かりやすい先頭車両か最後尾車両になっているのでしょうが…。
何かいい方法はないのかな。
というのも、Solaも学生の時、電車通学中に痴漢被害にあったからです。
満員電車でこちらの身動きが取れないことが分かっていてやってくるんです。
しかも、一度なんて1週間同じ犯人に狙われ続けて!
ドアが閉まる瞬間に別のドアに駆け込んだり、いろいろやりましたが、声を出して周りの乗客に助けを求めることはできませんでした。
怖くて、声が出ないんです本当に…。
一度、見知らぬおばさんが気付いて声をかけてくれて、痴漢が離れていったことがありました。
だから、この記事を読んでくださっているみなさん!
被害者は本当に声を出すことができないので!!!
今は、スマホで音声を発することができるアプリ的な物とかもあるようですが。
正直な感想です。
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あの時の精神状態では、絶対に無理!!!
だからこそ、もし痴漢されている人に気づいたら、助けてほしいと思う元被害者なのでした。
さて、特殊事例の側溝男については、側溝のふたを持ち上げられなくすればいいのでは?と思わないでもありません。
ただそれには、難しい問題もあるようです。
側溝のふた盗難
側溝のふたといえば、金属製のふた盗難事件が多発しているようです。
実はこれも、ふたを持ち上げられなくすることができない理由が原因で起きてしまう事件なのです。
道路にたまった水を側溝に排水するために設置させる。
素材は主に鉄なので、鉄でできた格子状のスノコとも言える。
取り外せるタイプと固定されているタイプの2種類があるそう。
写真 photoAC
ちなみに、さすがにこれだけ隙間が大きいとバレやすそうなので、側溝男が覗いてたのは、もっと隙間が狭いやつかもしれませんね。
全国的にというのは大げさではありません。
時期 | 場所 | 被害の規模 |
2022年9月~10月 | 群馬県 | 200万円以上 |
2023年1月~ | 兵庫県 | 約700枚 |
2023年5月~6月 | 三重県 | 約126万円 |
2023年8月 | 千葉県 | 側溝蓋キャップ71枚 |
2023年9月 | 埼玉県 | 82枚以上 |
2023年10月 | 神奈川県 | 約150万円 |
不明 | 茨城県 | 不明 |
まだまだ被害はほかにもあるのですが、全部は載せきれないので(^^;
警察でも見回りを強化しているそうですが、いたるところにあるし、1日中警戒するなんてできません。
結局、盗まれたことに気づいたら新しいのを設置し直す、の繰り返しのようです。
側溝は落ち葉などで詰まりやすいので、定期的に取り外して清掃して、大雨時の道路の冠水を防ぐ必要があります。
そのため、固定式の方が盗難を防げるけれど、掃除のしやすさのために取り外し式を採用することも多く、そういう取り外し式のグレーチングが狙われているそうです。
(これが、持ち上げられるふたにできない理由)
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ゲリラ豪雨とか最近の台風とかを考えると心配だけれど、詰まっていないからいいのかな?(^^;
というか、そもそも側溝の掃除って誰がやるものなんでしょう?
我が家の前にあるグレーチングは、どう考えても自分では外せないサイズなんですが。
というか、大雨の冠水も心配ですが、グレーチングが盗まれて新しいグレーチングが設置されるまでの間は道路にぽっかり穴が開いている状態ですよね。
暗い夜道でよく見えなくて、その穴に落ちる可能性もあるのでは…。
結構深い側溝もあるし(Solaの家の前の側溝は、多分1mくらいありそう)、大けがになりそうで怖いです。
盗難多発の理由は?
警察は、グレーチング盗難の理由について
「家にあってもしょうがない。どこかでお金に換えているはずだ」
と考えているそうです。
被害増加の背景は、金属の価格高騰のようです。
「鋼製グレーチング工業会」の土井正夫代表理事
コロナ禍からの経済回復により、資材の需要が拡大していることで、鉄スクラップの価格が高騰していることを背景に、盗難が増えているのではないか。
過去には、2008年の北京オリンピックに伴う建設ラッシュで資材価格が高騰した際も、全国的に『グレーチング』の盗難が相次いでいると業界内で話題になった。
(NHK)
そういえば他にも、銅線ケーブルやエアコンの室外機の盗難もニュースになりましたよね。
あれも結局金属スクラップになって、売買されているんでしょうね。
金属買い取り業者によると、持ち込まれたグレーチングが盗品かどうかを見抜くのは難しいそうです。
そのため、買い取る場合は相手の運転免許証のコピーを控えるなどして、警察から後日問い合わせが来た時に協力できるようにしているそうです。
でも多分、金属スクラップにして売るためというのは表面的な理由にすぎないと思います。
普通に生活していける人は、逮捕の危険を冒してまでこういう事件を起こしませんよね。
それだけ、全国的に「仕事に就けない」「十分な生活費が稼げない」人がいるということでは?
そこが解決しない限り、どんなに警察が取り締まっても盗難事件がなくなることはないのではないかと思います。
最近の記事はこういう内容が多い気がしないでもないですが、政治家の皆さんなんとかなりませんか?
有権者の私たちも「興味ないし~」とか言っているかぎり、↓のような政治家は減らないと思います。
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対策は?
屋外で、始終見張るわけにもいかず、防ぐのはとても難しい。
できることは相当限られてしまいますが、盗難を防ぐための対策としては、鎖で固定したり独自のマークをつけたりして、転売しにくくすることが有効だそうです。
まとめ
側溝関係の事件が2種類、話題になっています。
1つめは「側溝男」、側溝に潜って女性のスカートの中をのぞき見しようとして逮捕された人。
常習性のある容疑者をどうしたら再犯に走らせずに済むのか?
2つめは側溝の金属製のふた(グレーチング)の盗難。
全国的に多発しているようですが、こちらも防ぐのはなかなか難しいようです。