ガドゥ(Gadou)の作者ムッシュー・タン(Antoine Dole)とは何者?学歴経歴や、壮絶な生い立ち!

 

こんにちは。

【YOUは何しに日本へ?】に、かわいいパンダのキャラクター「ガドゥ(Gadou)」の作者ムッシュー・タン(Antoine Dole)さんが出演されます。

ただ、ムッシュー・タンさんはフランスではとても有名な作家であり漫画家なのですが、日本ではほとんど名前が知られていません。

そこで今回は、ムッシュー・タンさんの学歴や経歴を調べてみました。

すると、彼の壮絶な生い立ちが分かったので、併せてご紹介します。

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ムッシュー・タン(Antoine Dole)さんのプロフィール

名前: Antoine Dole
生年月日: 1981年10月28日(30日のサイトもあり)
出身地:フランス、シャンベリー
職業: 作家、漫画家、脚本家
ペンネーム: Mr Tan
(Wikipedia など)

 

ペンネーム「Mr Tan」について

ペンネームは「Mr Tan」ですが、ムッシュー・タンと読むようです。

「Mr」はミスターでは?

フランス語ではMrはムッシューの略?と思い調べてみたのですが、

  • フランス語で男性につける敬称 → Monsieur(ムッシュー・ムシュー)
  • Monsieurの略 → M

らしいので、Mrはやっぱり英語のミスターの略ではないかと思われます。

世界中で活動するには英語表記の方が分かりやすいから、かもしれませんね。

壮絶な子供時代!

ムッシュー・タンさんの両親は、彼が幼い頃に離婚しました。
母親は女手一つで3人の子供を育てていたため、経済的にとても厳しい生活を送っていたようです。
が、Antoine Doleさん曰く、そのことが彼をクリエイティブにしたそうです。

Sola
たしかに物がないと、いろいろ工夫しますよね。
想像力・創造力が培われるのかもしれません。

当時フランスでは、離婚に対する偏見が強かったようです。

学校で親が離婚した家庭で育ったのはムッシュー・タンさんだけだったそうで、自分の子どもにムッシュー・タンさんと一緒に遊ばないよう言う親もいたとか。
中学入学前から中学卒業後まで、学校でかなりひどいいじめに遭っていたそうです。
侮辱されたり暴力を受けたり、自殺するよう言われたり…。
絵を描くことが好きだったムッシュー・タンさんは親指の骨を折られたり、また体育の授業では膝を折られそうになったこともあるそうです。

Sola
ちょっと待って、それはもういじめの域を超えて犯罪では?!
いくらなんでもひどすぎる。

学校は何もしなかったのでしょうか?
というか、普通に訴えていいレベルですよねこれ???

そんな毎日だったので、休み時間はほとんどトイレで過ごしていたとか。

 
そしてある日、怒りと涙の中でスケッチブックに描いた線が、ムッシュー・タンさんの代表作の1つである漫画「Mortelle Adèle(モルテル・アデル)」主人公アデルの特徴的な眉になったそうです。

以降、ムッシュー・タンさんにとって絵や文章を書くということは、他の方法では言えなかったことを表現する手段になったそうです。

 

両親の離婚で壮絶な子供時代を…

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ムッシュー・タン(Antoine Dole)さんの学歴

ムッシュー・タンさんの学歴は、調べた限りフランス国内でも公表されていないようです。

分かったことはこちらです。

  • いじめや校内暴力が原因で何年も学校から足が遠のきがちだった
  • 学士号を取得した
  • 大学卒業後、法律、英語、人間科学を学んだ

「学校から足が遠のきがちだった」=登校拒否だと思うのですが、それでも大学を卒業されたムッシュー・タンさんは本当に強い方だと思います。

子供がひどいいじめ・校内暴力に合っているとしても、なかなか引っ越しや転校には踏み切れないでしょうし、まして母子家庭で経済的に厳しかったらなおさらです。

同じ学校でなんとか踏ん張って、きっと家で勉強を頑張ったのだと思いますが、

私も毎日の暴力に耐えられず、人生を終わらせる準備をしていた。
インタビュー(https://www.apprentis-auteuil.org/actualites/societe/antoine-dole-donnons-aux-enfants-les-cles-pour-etre-bien-dans-leurs-baskets)

Sola
とにかく、最悪の選択に至らなくてよかったです!

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ムッシュー・タン(Antoine Dole)さんの経歴

ムッシュー・タンさんは、小説、漫画、短編小説、詩集、漫画など100作品以上を執筆しているそうです。

小説(Antoine Dole)

1作目は2008年出版の「Je reviens de mourir(死から戻ってきた)」で、これは破壊的な恋愛について書かれたものだったため、物議をかもしたそうです。

その後も校内暴力、同性愛、孤独などをテーマにした著作を執筆しているそうです。

親日家で、日本を題材にした小説も!

ムッシュー・タンさんは何度か来日しているそうです。

2018年には小説「上野公園」を出版。

2020年には、日本の漫画家真斗さんとのコラボレーション漫画「地蔵」を出版しました。

モルテル・アデル/Mortelle Adéle(Mr Tan)

2012年、ムッシュー・タンさんの代表作「モルテル・アデル」を出版します。

主人公アデルは中学生で、何かを言われたら言い返すし時には仕返しもします。

親にも反抗的で、いつも何かに怒りを感じているキャラクター。

モルテル・アデルとは、強烈なアデルというニュアンスだそうです。

そんな自由奔放なアデルはフランスの子どもたちにとってあこがれのキャラクターのようで、2023年に第20巻を出版、フランスの漫画界で前代未聞の1000万部以上を販売、在庫切れで何軒も本屋を探してやっと入手という、ハリーポッターばりの大ヒット作だそうです。

Sola
いじめられても言い返せなかった子供時代の経験を元に生まれたというアデル。
学校や家で「いい子」を求められる子供たちの希望なのかもしれませんね。

Gadou/ガドゥ(Mr Tan)

一転、かわいらしいパンダのキャラクターはガドゥ。

ガドゥはパンダですが真っ白なので、毎朝自分で模様を描くそうです。

口がないので心で話すため、世界中の言葉を話すことができます。

世界中に出かけていき、いろいろな国の人々や文化に触れて成長していくそうです。

ガドゥには、「平凡な日常のちょっとした出来事にも目を見開き、探究心を忘れず、発見や感動がもたらす心の動きに耳を傾ける」というメッセージが込められているそうです。

 

2024年4月現在、ガドゥのグッズはキディランド原宿・上野ヤマシロヤで販売されているそうです。

まとめ

今回は、ムッシュー・タン(Mr Tan/Antoine Dole)さんについて、学歴・経歴や壮絶な子供時代について調べてみました。

  • 学歴についての情報なし。学士を取得している
  • 親の離婚が原因で学生時代にいじめ被害にあっていた
  • 小説、漫画、短編小説、詩集、漫画など100作品以上を執筆している
  • Mr Tanとしての代表作は「モルテル・アデル」という漫画で、シリーズ累計1000万部以上販売のベストセラー
  • パンダのガドゥというキャラクターのグッズが日本でも販売され始めた

いわゆる「いい子」ではないアデルと、好奇心やあたたかい気持ちを思い出させてくれるガドゥ。

どちらもムッシュー・タンさん自身の経験から生み出されたキャラクターで、子供たちに希望を見せてくれるのでしょうね。

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