【YOUは何しに日本へ】で、ナイジェリアのポピュラーな料理「エグシスープ」が紹介されます。
この料理、なんとメロンスープ(メロンの種を使って作る)だそうです。
どんな料理なのか、また東京近郊で食べられるお店について調べてみました。
ナイジェリア料理の特徴もまとめたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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牛肉とエグシのスープ(Wikipedia)
エグシスープ(ナイジェリアのメロンスープ)とは?
エグシとは?
タンパク質と炭水化物を豊富に含みます。
乾燥させ、粉末にしてから料理に使います。
主な栽培国は、ナイジェリア、ブルキナファソ、トーゴ、ガーナ、コートジボワール、ベナン、マリ、カメルーンなど。
西アフリカ料理の材料に使われます。
(Wikipedia、Academic Acceleratorなど)
写真 ToshTosh Cafe
エグシメロンの実は白くて乾燥していて、一般的なメロンとは違って甘くありません。
種を食べるために栽培されるそうです。
ということは、実は食べないんでしょうか???
実は捨てちゃうのかな?
種は日本のメロンよりも大きく、カボチャに似ています。
種をすりつぶしたもの(エグシ―グランド)をシチューやスープに入れると、独特な香りとオクラのようなトロミが出るそうです。
粉にしないで、スナック感覚でポリポリ食べることもあるらしいです。
おつまみにもなりそう?
本当にカボチャの種と同じですね。
エグシスープとは?
ナイジェリアのエグシスープできたっ!
— アフリカ大陸fanta (@africayashizake) April 28, 2023
部屋中に羊の香りが溢れてる。
エグシスープのエグシは
ウリ科の干した種の事。
それをすり潰して混ぜるとちょっとかき卵みたいになる。味がまろやかになるんだ。
羊肉、ナイジェリア干し魚、ザリガニの粉を煮込んである。
パゥンデッドヤムと一緒に召し上がれ pic.twitter.com/V2KhzcHUiv
エグシスープとは、肉や魚、野菜のスープにエグシを粉にしたもの(エグシ―グランド)を加え、トロミをつけたもの。
具材には明確な決まりはありませんが、現地では羊・鶏・牛のお肉、そして保存用に乾燥させた白身魚が使われることが多いそうです。
パーム油を使うので、スープが赤っぽくなり、独特な香りも出ます。
ただ、パーム油にはコレステロール値を上昇させる飽和脂肪酸が多いため、ナイジェリアでも上層の人はピーナツオイルやオリーブオイルを使っているそうです。
日本で作る場合は、アフリカの食材を扱っているお店で輸入品が買えるそうです。
ただ、ネット上ではエグシのかわりにヒマワリの種やカボチャの種を使っている人も多かったです。
スープをつけて食べる、主食の「フフ」
エグシスープに、フフと呼ばれる芋類を臼で破砕して湯で練った伝統的な主食をつけて食べます。
ナイジェリアではヤム芋、キャッサバ、プランテンバナナ(かたくて甘味がない調理用バナナ)を使います。
写真 Wikipedia(Toludpilgrim)
伝統的な作り方。お餅をついているみたいです。
写真 Wikipedia(Zz411)
味は少し塩味。
パンのように小さくちぎって、スープに浸します。
ナイジェリアではこのフフは嚙まずに飲み込むのが正しい食べ方だそう。
江戸っ子のお蕎麦の食べ方みたいですね。
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ナイジェリア料理の特徴
ナイジェリアを簡単にご紹介
白地図:素材ライブラリー、国旗:FreeSozai
首都: アブジャ(1991年12月ラゴスから遷都)
人口: 2億1,854万人(2022年:世銀)
民族: ハウサ、ヨルバ、イボ等(民族数は250以上と推定)
経済: アフリカ屈指の経済大国で、アフリカ経済の4分の1を占める
(外務省HP、Wikipediaより)
15世紀、ポルトガル人が奴隷貿易の拠点にするためにラゴスを建設したことから、植民地化が始まりました。
17世紀、ヨーロッパは新大陸開拓のために奴隷を多く購入するようになり、ナイジェリアの海岸部は「奴隷海岸」と呼ばれるようになります。
奴隷貿易は1834年にイギリスで奴隷制度が廃止されるまで続いたそうです。
1886年にイギリスによるナイジェリア一帯の支配がはじまります。
19世紀末には先住民国家が滅ぼされ、1914年に英領植民地ナイジェリアとなりました。
第二次世界大戦終結後、イギリスからの独立運動が高まり、1960年に北部州、西部州、東部州の3州連邦制国家として完全独立を果たしました。
この時は英連邦王国でしたが、1963年に連邦共和国憲法を制定し、英連邦王国から離脱しました。
以前イギリスの植民地だった国のうち、現在はイギリスと対等な独立・主権国家になっているけれどイギリスの君主を自国の君主としている国のこと。
「君臨すれども統治せず」スタイルの象徴君主制なので、たとえば日本の各都道府県がそれぞれ独立した国家だとして、天皇は「東京国」の君主だけれど他の46道府県国それぞれの君主でもある状態と考えればいいのかもしれません。
ナイジェリア料理の特徴
1960年独立当時のナイジェリア(Wikipedia)
【主要民族】
北部:ハウサ族、フラニ族
西部:ヨルバ族
東部:イボ族
西部州と東部州は海に面していて、緯度も大体同じです。
そのため、北部州と西部州・東部州では気候が違うようで、西部州と東部州では食文化が比較的似ているけれど、北部州は違いが大きいそうです。
基本的に「Pounded(杵でついたような餅状のもの)」にし、ソースにつけて食べる。
その他、ビターリーフ(苦い葉)やエグシを粉砕したもの、様々な青菜、オクラ、ザリガニの粉、香辛料など、様々な素材を使います。
ソース類は辛くてスパイシーなものが多いです。
エグシを使うのはイボ族の料理のようです。
その他、パーム油を使うため、独特な香りのする料理が多いそうです。
肉系のシチューにも魚やエビ粉のだしを加えたりするようです。
(参考:世界の料理NDISH)
ナイジェリア料理は基本的に辛いようですが、人によってピリ辛、舌が痛いくらい辛いなど、表現が様々でした。
ただ、日本人にも馴染みやすい味と書いている人も多かったです。
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東京近郊でエグシスープ(メロンスープ)を食べられるお店
ナイジェリア料理を食べられるお店は結構たくさんあるようです。
その中からいくつかご紹介します。
【東京】
新宿三丁目にある本格的なナイジェリア料理のお店です…
落ち着いた雰囲気で楽しむ極め付けのアフリカ料理。ここカラバッシュではマリ、セネガル、コートジボアールを中心に、アフリカ料…
【埼玉】
ベロクリス アフリカン レストラン
埼玉県越谷市袋山1215-8 ヨシカネビル1F(東武伊勢崎線 / 大袋駅 徒歩2分)
【神奈川】
Rocester African Restaurant & Bar
神奈川県座間市相武台1-28-16(小田急線相武台駅から235m)
Dining Bar GREEN VIEW
神奈川県座間市相模が丘3-35-7(小田急線小田急相模原駅より徒歩6~7分)
機会があったら行ってみたいと思ます。
まとめ
【YOUは何しに日本へ】で紹介される、ナイジェリアのポピュラーな料理「エグシスープ」について、どんな料理なのか、東京近郊で食べられるお店、ナイジェリア料理の特徴について調べてみました。
エグシスープとは、肉や魚、野菜のスープにエグシを粉にしたもの(エグシ―グランド)を加え、トロミをつけたもの。
ナイジェリア料理は基本的に辛いようですが、ネット上の感想は「ピリ辛」「舌が痛くなるくらい辛い」などいろいろでした。
ただ、日本人にも馴染みやすい味と書いている人も多かったです。