【徹子の部屋】にデザイナーの鳥居ユキさんが出演されます。
19歳の時にデザイナーとしての活動を始め、2023年の今年はなんと61年目。
80歳の今もファッションデザイナーとして第一線で活躍されている鳥居ユキさんの、健康と若々しさの秘密は何でしょうか?
写真 フリービーAC
鳥居ユキさんのプロフィール
学歴
幼稚園から中学校までは、ずっと日本女子大の付属校に通っていたそうです。
1958年、中学校から3年飛び級で文化学院美術科に特別入学されました。
きっかけは、文化学院の創設者の1人である西村伊作氏に、自分の絵を見せたこと。
西村氏の
「いいね。自分の好きなことをやった方がいい」
との言葉で、特別に文化学院に進学できることになったそうです。
Solaも日本女子大学付属中学校の出身なんです。
わりとあそこも自由な校風とか女性の自立が特徴なのだけれど、当時はそうではなかったのかな?
それとも、文化学院はそれ以上に自由だったのかな?
文化学院は、当時では珍しく男女共学。
母親の君子さんは、女子校から自由な校風の文化学院に入れることに葛藤があったようです。
ただ、君子さん自身も文化学院に通っていたこと、西村氏を尊敬していたことから、鳥居さんの入学を許可されたそうです。
しかも3年も。
鳥居ユキさんの絵には相当才能の片鱗があったんでしょうね~!
最初は画家になりたかった
幼稚園に入った頃から君子さんと一緒にオペラや歌舞伎を観に行っていた鳥居さんは、印象に残った帯や着物の色を絵にしていたそうです。
君子さんは銀座で「トリヰ洋装店」をしていて、子供のころからその仕事を間近で見ていた鳥居さん。
子供心に
「たくさんの人の手を経て、服をつくり上げていくのは大変だな」
と感じ、たくさんの人の手で服を作り上げるファッション関係よりも、1人で作品を完成できる画家になりたいと思っていたそうです。
デザイナー鳥居ユキ誕生!
ただ、ファッションへの興味はもともとあったようで、中学の頃から海外のファッション誌を読んだりしていたそうです。
15歳頃、君子さんの仕事を手伝うようになると、ファッション誌の明るい華やかな色合いに馴染んでいたためか、扱う生地が暗い色ばかりで楽しくなかったとのこと。
問屋さんに色を提案したり、ファッション誌を見せて柄をリクエストしたりして、オリジナルの生地を作ったもらったりしていたそうです。
普通は、ないものは諦めて、あるものを使いますよね。
文化学院卒業後は、ファッションデザイナー伊藤すま子さんのアトリエでデザイナーとしての基礎を学びました。
料理やバレエも並行して習っていて、デザイナーになるという意思はまだなかったそうです。
19歳の時、自分が着たくてデザインした服を君子さん開催するショーに出したところ、雑誌に取り上げられたそうですが、その時もまだ画家志望。
その後もショーを続け、最初にショーに作品を出してから8年後、君子さんが経営に専念することなったのを機に、ついに「デザイナーとして生きていく決心が固まったとのことです。
鳥居ユキさんのような方は、最初からデザイナー志望だったのかと思っていたので。
でも、子供のころから色やデザインに興味やこだわりがあったのだから、なるべくしてデザイナーになったということではないでしょうか。
そうじゃなかったら、あるもので妥協しそう。
オリジナル生地を作ってもらったり、着たい服をデザインしたりしないと思います。
80歳の今も若々しい5つの秘密
鳥居さんは服装が素敵なのはもちろん、背筋も視線もピッとまっすぐでかっこよくて、若々しさを感じませんか?
毎年2回コレクションを発表し続けるのは体力がないと無理だし、パワーとエネルギーもすごいですよね。
もし髪を染めていたら、80歳と聞いたら絶対驚きます。
ということで
鳥居ユキさんの毎朝のルーティーンから、これに迫ってみたいと思います。
5:15 起床
窓を開けて部屋に新鮮な空気を取り入れる
庭に出て植木の様子をチェック
40分間ストレッチ
入浴(朝晩2回。シャワーNG!)
体重・血圧測定
メイク
朝食(約50年メニューはほぼ変わらず)
8:30 家を出る
移動の車中で新聞の斜め読み
9:15 出社
(東洋経済ONLINE)
※ あくまでもSolaの私見です。根拠になりそうなデータは集めましたが、専門家の意見ではありません。
1. 毎日欠かさない運動
運動が健康にいいのはよく分かっていますが、でも面倒で…と思うのはSolaだけではないはず。
実は鳥居さん、毎日40分ストレッチをしているそうです。
他にも、自転車型トレーニングマシンをこいだり、社内をできるだけ歩いたりしているそうです。
そのおかげで、声帯の先生に「最近筋肉がついてきたね」と言われたとか。
ストレッチは、ヨガをやっている友人の影響で、会社でスタッフも交えてヨガを始めたことがきっかけだそうです。
また、公園でストレッチをしている人たちを見て、あれはよさそう・できそうと思うとどんどん取り入れていった結果、40分になったとか。
80歳でも筋肉ってつくんですね!
あ、でもたしかに現役最高齢モデルのカルメン・デロリフィチェさんは、2023年現在92歳。
あの方も、今も変わらぬ美しいボディラインを保っていらっしゃいます。
以前テレビの特集で見た時は70代か80代だったと思いますが、毎日の筋トレなどを欠かさないとのことでした。
間違いなく今も、毎日トレーニングをされているのでしょう。
そっか…やればできるんだ…。
やらないのは言いわけしてただけなんだ…と、人生の先輩方を前に反省するSolaなのであります。
2. シャワーではなく、お風呂!
「湯船につかるべし」も、いろいろなところで言われていることですが。
1. 温熱作用により血流がよくなることで、老廃物や疲労物質の除去、コリがほぐれ疲れが取れる。また、内臓の働きを助け、自律神経をコントロールする作用もある。
2. 水圧により、足にたまった血液が押し戻され心臓の働きを活発にし、血液の循環を促進する。
3. 浮力が働くため筋肉や関節の見えない負担が軽減され、心理的にもリラックスできる。
4. お湯に浸かることで毛穴が開き、汚れや皮脂を流れ出させる。
5. 蒸気が粘膜に湿気を与え、免疫力が上がる。
6. 湯船でゆっくり手足を動したりストレッチしたりすると、筋肉に程よい刺激を与えることができる。
7. 心と体が開放的になるり、ストレス解消効果がある。
(足立耳鼻咽喉科)
毎日は無理でも、せめて1日おきとか。
ちなみに、鳥居さんのように1日2回入浴した方がいいのかとか、1回の場合は朝と夜どちらがいいかという疑問については…
ただ、お風呂に入る目的によって入浴条件を変えるといいそうです。
朝、頭をスッキリさせるためには、42℃くらいの熱めのお湯に短時間入るのがおすすめ。
熱めのお湯は交感神経を優位にして眠気を覚ましてくれます。
夜はリラックスのために、38〜40℃のぬるめのお湯にゆっくりつかることで緊張をほぐすのがおすすめ。
また、夜のお風呂は寝つきを良くする効果があるので、朝風呂派の人も、できれば夜もお風呂に入るといいそうです。
3. 体重・血圧を毎日記録
目に見えないものを数値として見える化することで、たとえば体重だったら小さな増減に気づくことができます。
何kgも増えたり減ったりしてから戻すのは大変ですが、500gくらいなら少し気をつければ戻せますよね。
血圧については、自分の平均を知ることができます。
いつもの数値から大幅にずれていたら、何かの不調のサインかもしれません。
また、万一体調を崩して病院に行った場合、血圧の変化を医師に知らせることで治療内容を決めることに役立つそうです。
4. 朝食は同じメニュー
写真 photoAC
鳥居さんの朝食は、50年間この定番メニューだそうです。
卵、ベーコン、ハム、魚肉ソーセージのどれか
野菜
トース4分の1枚
ミルクティーなど
食事内容を固定する健康上のメリットがあるそうです。
ただし!
「ジャンクフード、スナック菓子、スイーツばっかり」みたいな食事を毎日食べていたら、当然このメリットは得られません。
というか、生活習慣病まっしぐらです。
健康に良いものにする必要がありますが、要は主食・主菜・副菜をバランスよく食べていればOKということですよね。
5. 服装ももちろん大事
視覚が心に与える影響も大きいです。
暗い色、地味な色ばかりを身につけていたら、心も沈むかもしれません。
思いきって明るい色、華やかな柄を身につけると、若々しく明るくなる可能性があります。
これは【ドーパミンドレッシング】と言って、幸福ホルモンの1つである「ドーパミン」の分泌量を上げる色や素材、スタイルの洋服を着るということです。
最近、落ち着いた色とか無地の服を着ることが多いかも…。
明るい色とか華やかな柄の服を着た方がいいのね。
でも、あんまり明るいものって、なんか落ち着かないしあんまり好きじゃないなぁ。
ドーパミンドレッシングで重要なのは、あくまで「自分がどう感じるか」。
明るい色じゃないとだめ、無理して華やかな服装にしましょう!ということではないんです。
自分の感覚とか、それを着た時に受ける影響を重視すればいいと思うよ。
あと、日常の小さなチャレンジが自分に自信を与えてくれるかもしれません。
スカーフをちょっと巻いてみたり、普段の装いに新しい何かをプラスしてみる。
それだけで気持ちは明るくなり、前向きな力がわいてきますよ。
(産経新聞)
自分には似合わないとか、今の年齢には派手過ぎるとか、先入観を一度捨てて小さく試してみるのもいいかもしれませんね。
「意外と似合うじゃん!」という驚きに出会えるかもしれません。
ということで、鳥居さんの健康と若さの秘訣は、運動、入浴、体重や血圧の記録、食事、服装の5つではないかと思われます。
仕事への情熱の秘密
鳥居さんの場合はデザイナーは天職だと思うので、まさに「好きを仕事に」だと思うのですが、それでは何の参考にもならないですよね(^^;
鳥居さんの著書『80歳、ハッピーに生きる80の言葉』から分かること
私にとって服づくりとは、暮らすことや生きることと同じです。ですから365日、頭の中はデザインのことばかり。もう60年以上続けていますから、知りすぎてしまって、逆にそれが邪魔になることもあるのです。手慣れた感じで、なんとなく対処してしまうとかね。
そうならないためには、常に新しく感じられる方法を考え出し、トライするのみ! たとえば若い世代の雑誌に目を通す。若いファッションを否定しないの。そうして多面的に今の空気を感じることも大事です。
するとずっと後になって、そのファッションが頭の中でよみがえり、意外なアイデアにつながる場合だってあるのですから
毎日同じことの繰り返しでは、好きなことだって飽きてしまいます。
どんなに大好きなケーキだとしても、毎日毎食食べていたら食べたくなくなってしまうように。
だから、つねにアンテナを張り巡らせて、新しい情報を入れる。
固定観念で「これはおかしい、間違っている」と否定するのではなく、一旦受け入れてみる。
私はモンブランが好きで他のケーキは食べてこなかったけれど、実はチーズケーキもおいしいのかもしれない。
試しに食べてみたら、本当においしかった!
じゃあ、チョコレートケーキは?ショートケーキは?
ケーキ以外にもゼリーやプリン、クレープにもチャレンジしてみようか。
チャレンジした結果、自分には合わないものもあるかもしれないけれど、最初から決めつけていたら美味しいか美味しくないかも分からない。
美味しくなかったとしても、こんなアレンジをしたら美味しくなるかも!なアイディアが出るかもしれないし、自分でイチから作ってみようと思うかもしれない。
どれだけ食い意地が張っているんだと言われそうですが(笑)
そうやって、新しい物事を受け入れてみる勇気が新しい一歩のきっかけになって、楽しさの扉を開けてくれるかもしれません。
自分だけを見ていたら、
なんのために頑張っているんだろう?
と、どんどん陰にこもってしまうかもしれないんですよね。¥
変えるエネルギーはどこから出すか
そうは言っても、アンテナを張り巡らせる・固定観念を捨てて新しいことを受け入れてみるには、エネルギーが必要です。
そんな場合はどうしたらいいのでしょうか。
人間が1日に使えるエネルギーの量は、決まっていると思うんです。
だから、夜はエネルギー切れを起こしてへとへとになります。
夜考え事・悩み事をしても、ほとんどの場合いいアイディアなんて浮かばびませんよね。
疲れている時に、新しいことにチャレンジしようなんて思えませんよね。
だから、使わなくていいところには使わない。
使うべきところに集中して使う。
これしかありません!
そのために、鳥居さんの毎日同じ朝食を摂るは最高なのではないかと思います。
何を食べるか迷う・考えるだけでもエネルギーを使います。
だったら省エネ、最初に決めておけばいいですよね。
よく、成功者と言われる人たちは同じ服を着ていたりします。
マーク・ザッカーバーグ、バラク・オバマ元大統領、スティーブ・ジョブズetc…
理由は同じで、重要な決断をするときに必要なエネルギーを無駄遣いしないためだそうです。
つまり
➁ 重要ではないことに余分なエネルギーを使わなくて済むよう、固定できるものは固定する。
これを積み重ねれば、ちりも積もればなんとやら。
人生を変えるくらいのインパクトに出会える…かも?!
まとめ
鳥居ユキさんは、19歳の時にデザイナーとしての活動を始め、2023年の今年はなんと61年目。
飛び級入学、子供のころからオリジナル生地を作っていた、最初はデザイナーではなく画家になりたかったなど、びっくりな経歴を多くお持ちでした。
80歳の今も第一線で活躍されている鳥居ユキさんの健康と若々しさの秘密を調べたところ、運動、入浴、体重や血圧の記録、食事、服装の5つではないかと思われます。
仕事への情熱、楽しむ秘訣については、新しいものにアンテナを張り、否定しないこと。
そのためにエネルギーの無駄遣いをしないことではないかと思われます。
その一部でも自分に取り入れて、エネルギッシュな毎日を送りたいものです。
鳥居ユキさんの益々のご活躍をお祈りしています。