元AKB48でタレントの指原莉乃さんが、31歳の誕生日に卵子凍結を公表しました。
ネット上では衝撃が広がっていますが、それって日本で卵子凍結が一般的ではない、なんかタブー視されているということではないでしょうか。
性教育が遅れている日本では、ぶっちゃけ「言葉は知っているけれど…」な人がほとんどなのでは?と思います。
一方で、「妊娠中」というキーワードが表示されたり。
ということで、指原さんは妊娠中なの?
卵子凍結公表についてのネット上の反応や、卵子凍結についてまとめてみました。
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指原莉乃さんの卵子凍結についてのツイッター
31歳になりました🎂
— 指原 莉乃 (@345__chan) November 20, 2023
今年も今のところ結婚願望なし、卵子凍結済みで生活してます💁🏻♀️
歳を重ねることは、何とも思わないような少し嫌なような、なのですが、それ以上にやりたいことや趣味の選択肢が増えて、今とても幸せです☺️大人、楽しんでます!
おめでとうLINEは奈子が1番のりでした👶🏻 pic.twitter.com/XeeMgD06Ge
アイスクリームを持っているだけでこんなにかわいいなんて、絶対反則でしょ♡
でも、アイスクリームが傾いていて、セーターが汚れなかったかどうか心配です(笑)
ネット上の反応まとめ
悪い事じゃ勿論ないけど、さっしーの急な文脈に闇を感じた…
反応はいろいろですね。
個人的には、こういうことがタブー視されがちな日本で公表に踏み切った指原さんの勇気(?)がとてもかっこいいと思いました。
だって、発表したら、好意的な反応だけではないのが簡単に想像できるから。
芸能人の有名税ってやつ?
目立つことをしたら、いろいろな意見にさらされますよね。
なかなかできることではないと思います。
実は突然の発表ではない!?
2023年5月30日放送の「さしフワご相談ナイト」で、指原さんは卵子凍結について触れています。
この時の内容は
「仕事が楽しすぎて結婚のタイミングが分からない」ということ。
昔から「結婚して子供が欲しい」という意思があるものの、結婚すれば子供を作る流れになるため、いつ結婚したら良いのか悩んでしまう。
(modelpress)
これに対して指原さんは、このようにアドバイスをしたそうです。
「すっごい厳しいこと言うと、『仕事楽しい、でも子供欲しい』って過ごしてると、悔しいし悲しいけど適齢期ってものがあるから、きっと子供を産むのって」
「いつか欲しいって思ってももう遅いんだよね」
「まず卵子を凍結することから始めましょう。安心を増やすためにもね」
(modelpress)
多分ですが、指原さんは人生設計とかを真剣に考えている方なのではないかと思います。
だから、X(旧ツイッター)のように
「やりたいことや趣味の選択肢が増えて、今とても幸せ」
今現在は結婚願望はないけれど、いつか結婚して子供が欲しくなった時のために卵子凍結をしたということなのでしょう。
卵子の老化は34歳ごろから急激に進むそうで、卵子凍結しても、凍結時の年齢によって妊娠率が下がったり流産率が上がったりするそうです。
指原さんは31歳。
将来出産を望んだ時に後悔するよりも、先に行動しておいた方がいい、という考えなのでしょう。
ヘアメイクさんへのアドバイスも、知識とかが何もなく言ったのではなく、そこまで考えての上で、もしかしたらアドバイスの時点で卵子凍結していたのかも…と考えると、説得力とか重みが増してきますよね。
指原莉乃さんは妊娠中ではない!
あらためて書くまでもないかもしれませんが(^^;
指原さんは、現在妊娠中ではありません。
なぜこういうキーワードが表示されるのか調べてみたら、こんな情報がありました。
指原は「中国のファンが来てくれるので、『ウォーシーホァンニー』と言うとあなたが好きですよという意味で喜んでくれる」と明かした。「イベントで事あるごとにこの言葉を言っていたら、ある時すごいザワザワしてきた」とその時の様子を語り、「『キタな!』と喜んでいたのに、思ったよりザワザワしてきて、メンバーと変な雰囲気になっているなと話していた。そしたら、あるファンから『それじゃ発音が悪くて、“妊娠しています”って言ってる』と指摘されました」と苦笑いで振り返った。
(スポーツ報知)
ということなので、もしかしたらこの出来事が元なのかも???
卵子凍結とは?
【医学的卵子凍結】
悪性腫瘍などに罹患したが方がその治療を行うことにより卵巣機能が低下する可能性がある場合に、妊孕性を温存するために凍結するもの
【社会的卵子凍結】
健康な状態でありながら加齢などにより生殖能力が衰えてきてしまい、子供ができない状態になる前に凍結するもの
※ 2018年に米国生殖医学会が、理由は問わず自身で計画して行う卵子凍結という意味の「計画的卵子凍結」という概念を提唱した。
(マイナビ健康経営)
具体的には、こんな流れのようです。
➁ 排卵誘発
通常1回の生理周期で排卵される卵子は1~2個。
が、凍結に適さない卵子がある可能性や、凍結後に融解した卵子の生存率・着床率などを考えて、卵子凍結では10個以上(できれば20個以上)の冷凍保存しておくといいそうです。
そのため、「排卵誘発剤」を使って採取する卵子の数を増やすそうです。
③ 採卵
④ 凍結
凍結保存に適した卵子のみを保存します。
(グレイス杉山クリニック)
経済的な理由で結婚や出産に踏み切れない人も多い今。
共働きが当たり前~な今。
だけど、結婚したら「お子さんは?」の無言(とは限らないけど(^^;)のプレッシャー。←自分も周りも経験済み
30歳前後になれば仕事で責任ある立場になっていたり、自分のやりがいだって出てきたり、そんな中で妊娠出産育児に踏み切れるかどうか。
安全な妊娠・出産のためとか、子育てには体力が必要だからとか、それなりに若いうちの方がいいのは分かっているけれど…。
でも、いろいろな事情があって、今は無理な人もいる。
あとはもちろん、「医学的卵子凍結」は、病気だからといって子供を諦めなければいけないわけではないですよね。
子供を望むかどうかは、その人の自由であるべきだと思います。
つまり
だと思います。
費用
卵子凍結は保険適用外なので、全額自己負担だそうです。
一般的に採卵に15~50万円程度。
卵子凍結は1年ごとに保管費用が必要で、卵子1個あたり1~5万円程度だそうです。
ただし、料金体系は病院によって違うのと、自治体や企業によってはサポートや助成金があるそうです。
メリットとデメリット
なにかの事情で今は妊娠や出産を考えられない女性にとっての希望になる卵子凍結ですが、もちろんいいことだけではありません。
メリットとデメリットをまとめてみました。
若い頃の卵子を凍結保存しておくことで、妊娠しやすい期間を引き延ばすことができる。
女性は年齢の上昇に応じて妊娠率が低下し、逆に流産率は上昇するが、若い頃の卵子を凍結保存しておくことで、卵子を凍結した年齢の妊娠率と流産率を維持することが期待できる。
【デメリット】
① 凍結することで卵子の質が低下する。
「凍結していない卵子」と「凍結した卵子」で比較すると、凍結した卵子の成績は約半分になる。
しかし、このデメリットは卵子を多く凍結保存しておくことで最小限にできる。
➁ 将来の妊娠を保証するものではない。
データをもとに将来の妊娠成績をシミュレーションして卵子凍結をしても、あくまでも確率論のため本当に妊娠できるかどうかは分からない。
あくまでも可能性を高めるための方法である。
③ 費用がかかる。
(はらメディカルクリニック)
費用については、自治体や企業の助成金で少し負担を減らせるかもですが…。
以前テレビで不妊治療について特集をやっていて、助成金を使うことで金銭的な負担が減った半面、いつ辞めるか分からなくなった、とありました。
確率って平均なので、すべての人が同じ確率ではないですよね。
Aさんは1回でうまくいくかもしれないし(100%)、Bさんは10回目かもしれない(10%)。
Cさんはうまくいかないかもしれない(0%)。
そういうのを全部ならして、平均を出しただけ。
不妊治療にしろ、卵子凍結で妊娠を目指すにしろ、子供が欲しいからやるわけじゃないですか。
うまくいかなかった時は当然ショックだろうし、でも諦めたくない気持ちもあると思うんです。
もしかしたら次は成功するかもしれない。
でも保証はない。
その繰り返しは、本当に精神的につらいと思います。
たとえば助成金がない場合、金銭的にもう続けられないからあきらめるというのもやめる理由になってくれます。
続けようと思えば何とか続けられる。
助成金とかサポートを受けたことで、成功しなければいけないというプレッシャーまで感じてしまうとしたら…。
あくまでも、女性の人生の選択肢を広げる手段として一般的になるといいなと思います。
今回の指原さんの公表が、その手助けになってほしいです。
まとめ
指原莉乃さんが、31歳の誕生日に卵子凍結を公表しました。
ネット上での反応や、実はちゃんと分かっていない卵子凍結のあれこれについて調べてみました。
正しい情報が広まり、人生の選択肢の1つとして普通にみんなが選べる世の中になるといいなと思います。