【ガイアの夜明け】で「ワークマン新たなる挑戦!〜100年勝つ闘い方とは〜」という特集をやります。
今やファッションブランド的位置づけでもあるワークマン、2027年からは海外展開も始まるようですが、もとは現場作業や国情作業向けの作業服・関連用品専門のチェーンストアでした。
躍進の原動力になったのは、ユニークな戦略・方針。
その1つに「公式アンバサダー」という仕組みがありますが、そのうちの1人であるカリスマインフルエンサーのサリーさんが6月に社外取締役になりました。
では、公式アンバサダーとは何なのか?
どうしたらなれるのか?を、調べてみました。
このページはプロモーションを含みます。
ワークマン沿革
2013年 オンラインストア開始
2018年 新業態「WORKMAN Plus」出店 ・・・カジュアル色を強めた業態
2020年 作業服を扱わず、女性層向きの商品を中心とした「#ワークマン女子」出店
2022年 本格的なキャンプ用品販売、既存の客層に特化した新業界「WORKMAN Pro」、カジュアル靴専門店「ワークマンシューズ」開始
公式アンバサダーとは?
ワークマン公式アンバサダーに 認定させていただいた方は、いち早くワークマン製品を見ることや発信していただけることが出来る 新製品発表会へご招待!
新製品のモニターや アンケートをお願いすることがあります!
(ワークマン公式HP)
つまり、自社の製品開発に一般消費者の意見を反映させるための仕組みということですね。
「ネット評価連携ショップ」(1号店の10月25日開店のテラスモール松戸店で取材を受け付けます)を作り、店内でQRコード付きのPOPからアンバサダーの製品情報サイトに誘導します。セルフ販売店舗の製品説明の一部をアンバサダーが肩代わりします。また、当社製品の熱心なファンで、ブログ・ユーチューブ・ツイッター・インスタグラムなどで当社製品の情報発信をしている方に「製品開発アンバサダー」になって貰い、製品の機能開発に参加して頂きます。
「ネット評価連携ショップ」の1号店「WORKMAN Plusテラスモール松戸店」が10月25日(金)に開店します。店内の人気製品に、ヒットを起こしたアンバサダーのサイトやSNSに飛べるQRコード付きのPOPを付けます。お客様を製品評価ページに誘導して店員に代わって製品を説明して頂きます。特に購入を迷っているお客様の背中を押す効果が期待されます。
(ワークマン公式HP)
当社は昨年9月から始めたWORKMAN Plus店のヒットで、アウトドア・スポーツ用の機能性ウェアの製品開発を加速しています。社内には作業服の専門家は大勢いますが、キャンプ・バイク・釣り・サイクリング・登山・ジョギングなどのプロは皆無でした。このため3年前から始めたブロガー・ユーチューバ―向けの当社「製品発表会」で、招待したアウトドア・スポーツの情報発信者からの要望や苦言をよく受けましたが、それらを翌年の新モデルに反映してきました。各分野の専門家の提案を丸呑みした製品は全て大ヒットしました。
(ワークマン公式HP)
さらっと書いてありますが、これすごいことなんです。
ワークマンのメリット
普通、素人(一般消費者のコト(笑))の意見なんて丸呑みできないと思うんですよ。
でも、アンバサダーはその道に精通したプロが多く、さらに「自分のライフスタイルにこういう商品・機能が欲しい!」という明確な欲求がある人たちです。
自分たちが必要な製品のためだから、いい点だけではなくだめな点も出ますよね。
それを「ムキーッ!」ではなく(当たり前(笑))、製品開発に活かす。
実際のニーズをくみ上げるわけですから、いい商品、世の中の人が価値を感じる商品ができるわけです。
しかも、製品開発だけではなく、一部だとしても製品説明もアンバサダーが担当する。
アンバサダーは、ワークマンの商品を使い倒してその魅力を知り尽くしている、世界中で一番コアでワークマンを愛する消費者なわけです。
自分の好きな物を説明する時って、ものすごく熱が入りますよね?
人の購買意欲は、相手の熱量で変わります。
店頭販売を考えてほしいんですが、
という自信・情熱のある店員さんと
というノルマこなし店員さんの2人から説明を受けたら、どちらから買いたいと思うでしょうか?
「この商品、実はこういう使い方もできて…」
的なアドバイスやコツ、実際に使ったリアルな感想も聞けたりとかしたら、私なら絶対1人めの店員さんから買いますね。
その商品を使う未来の自分が喜んでいる姿がリアルに想像できるんですから。
下手したら、本当はいらないかもしれないものまでついつい買っちゃうかも…。
まあ、そんなワークマンはそんなあこぎな狙いはないと思いますけど(笑)
あとは、公式アンバサダーは基本カリスマインフルエンサーが選ばれるので、その人たちが自分のSNSにワークマン商品を投稿した場合の影響は想像つきますよね。
企業の宣伝・よく知らない人からのおすすめ・自分が信頼または憧れている人からのおすすめ、どれを一番信用するでしょうか?
って、考えるまでもない!!!
マニアすぎてテレビに出演しちゃった人
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アンバサダーのメリット
実はアンバサダーは、無報酬だそうです。
交通費はもらえることがあるようですが、SNSで紹介したり製品への意見や要望を伝えたりしても、ワークマンから報酬をもらうことはありません。
でも、公式アンバサダーになりたい!という人はすごく多いそうです。
なぜでしょうか?
それは、
新製品の発表会やメディア向けの内覧会に参加できる
新製品のサンプルをもらえる
自分が好きなメーカーと直接、公式につながれる
自分の「欲しい!」を実現する商品開発につながる
開発協力した製品が店舗で販売されると嬉しい
ということのようです。
もしそこのブランドと直接つながれる&「公式アンバサダー」という称号がもらえるチャンスがあったら、絶対嬉しかったと思います。
また、ワークマン公式HPで
当社への協力の見返りに、下記の手法でアンバサダーの露出を増やしPage View/ フォロアー/シェア/再生回数を増加させます。
① 製品情報の優先開示 (当社製品の情報発信は読者を増やします)
② アンバサダーの露出への貢献
③ 当社公式HP、ツイッター、インスタグラムや通販サイトからのリンクや紹介
既に当社に協力し始めて3年間で読者が倍増したファッション評論家や6ヶ月でテレビやメディアの出演が大幅に増えたブロガーの例もあります。
ともあったので、公式アンバサダーになることでSNSなどの再生回数が増えることも、メリットかもしれません。
消費者のメリット
これはもう、実際のニーズに沿った商品が販売されるということでしょう!
アンバサダーの意見が取り入れられているので
「機能面はいいけど…見た目がねぇ」
「かわいいけど、使えないわ~」
とかがない。
しかも、自分が気付いていないニーズを満たしている場合もあったりして。
これも相当なメリットかと思います。
つまり、公式アンバサダーとは
アンバサダーは、自分が愛するメーカーの本当に欲しい商品商品開発に関われる。
消費者は自分に必要な商品を手に入れることができる。
という、誰にとってもいいことづくしの仕組みと言えるでしょう。
どうしたらなれる?
では、そんな魅力的なアンバサダーですが、どうしたらなれるのでしょうか???
実はワークマンの公式アンバサダーは、一切募集をしていません。
ワークマンから直接オファーが来るそうです。
どうやって選ばれるのか…気になりますよね。
ワークマン広報部によると
なんかめっちゃ狭き門のようですが、どうやったら、その1人の担当者さんに見出してもらえるのでしょうか???
ワークマンによると
(日経TREND SPECIAL)
ワークマンに関わるハッシュタグを付けて 発信している方、
ワークマン製品をご着用して発信している方、
ワークマン製品のレビューしている方など
ワークマン製品が好きな方を エゴサーチしながらワークマン公式アンバサダーになっていただけないかお声がけさせていただいてます。
(WORKMAN Plus)
公式アンバサダーの方によると
今やワークマンのアンバサダーも大勢いるので、これからアンバサダーになるのは大変かもしれません。
ですが、ワンちゃん狙うのであれば、
発信力を磨く
専門性を高める
という二点に注力したほうが良いかもしれません。
(中略)
それとワークマンが好きだ!という気持ちだけでは恐らく難しいと思います。
僕の場合はバイク×ワークマン、他のインフルエンサーもスポーツ、登山、アウトドア、自転車など特異なジャンルを持っています。
自分の得意分野を磨いていけば、ワークマン担当の目にとまるかもしれません。
(僕がワークマンアンバサダーになった理由、今からアンバサダーになりたいなら心がけること)
だそうです。
実際、ワークマン公式HPで紹介されている公式アンバサダーさんのYou TubeやX(旧ツイッター)を見てみると、自分のライフスタイル、分野にうまくワークマンの商品を取り入れていて、使い方やSNSでの魅せ方にもこだわりを感じられる方ばかりでした。
狭き門ですが、本気で狙うなら、今アンバサダーがいない分野であることが重要なポイントになりそうです。
まとめ
ワークマンの「公式アンバサダー」とはどういうものなのか、どうやったらなれる(可能性がある)のかということを調べてみました。
公式アンバサダーは、企業・アンバサダー・消費者全員においてwin-winのシステムのようです。
また、これから公式アンバサダーになるのはとても狭き門だということが分かりました。
ただワークマン愛が強いだけではなく、なにかの分野に特化させて商品を取り入れている、かつこだわりが伝わりやすいSNS発信を続けていたら、可能性があるのでは?という印象です。