海道瑞穂(農ギャルカリスマ)はおしゃれで働きやすい農業の女性経営者!【激レアさん】


1月15日放送の【激レアさんを連れてきた。】は、

「農家なのにギャルを貫いていたら、いつのまに農家の衰退に立ち向かうカリスマになっていた人」

です。

このカリスマが一体誰なのか、ネット上に情報がなかったのですが…。

見つけちゃいました!

富山県入善町で大規模なおしゃれ&働きやすい農業を展開する「株式会社アグリたきもと」の代表取締役海道瑞穂さんです。

今回は、放送より一足先に海道さんについて調べてみました。



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海道瑞穂さんのプロフィール

名前: 海道 瑞穂(かいどう みずほ)
生年月日: 1986年2月17日
出身: 富山県下新川郡入善町
職業:株式会社アグリたきもと 代表取締役
好きな食べ物: イカ
(Agri.TAKIMOTOオフィシャルサイト)


実家の瀧本家は、もともと農地1.5haの兼業農家だったそうです。

2003年に父親の瀧本敏さんが脱サラし、専業農家になったころから、農作業の委託が増えていったそうです。

2006年、海道さんがデザインの専門学校を卒業後、母親のみどりさんと「ギャル真っ盛り」 の瑞穂さんも農業の世界に入ります。

農作業の大変さは子どもの頃から知っていたので、

「大きくなったら絶対田んぼなんかせんわ!」

と思っていたそうですが、父親を助けるため、最初は手伝い程度なら…という感じだったそうです。


飯野地区では後継者問題高齢化などの理由から離農者が増え、丁寧な管理作業・成績が良いことなどから少しずつ農地を委託されるようになりました。

どんどん増えていく農地。

2010年、敏さんは法人化を決意します。

日本の農業の将来を見据え、若い世代に早い段階で農業への誇りや責任を持ってもらうために、社長は瑞穂さんになりました。


この時点で委託されていた農地は23ha。

が、飯野地区に農業法人が少なかったこと、丁寧な仕事・細やかな品質管理・経営手腕などから委託される農地は増え、2018年度には110haまで増えたそうです。

農地が広くなっても品質管理はおろそかにせず、一等米の比率は毎年100%とのことです!!

【株式会社アグリたきもと公式サイトより】
人員: 7人(役員3名、従業員4名)
経営面積: 116ha
生産品: 水稲(コシヒカリ、ミルキークイーン)59ha、大豆57ha、ハウスネギ、ブルーベリー、イチジクetc
所在地: 富山県下新川郡入善町蛇沢29-4
電話番号:0765-32-3444
URL: https://agritakimoto.com

ちなみに株式会社アグリたきもとは、2015年には農業の未来をつくる女性活躍経営体100選(WAP100)に選定され、2016年には北陸農政局男女共同参画優良事例として表彰されています。

また、海道さん自身も、2019年に富山在住または出身女性の活躍を表彰する「TGC TOYAMA WOMEN AWARD 2019」において、総合部門で受賞しています。

なぜ海道瑞穂さんと断定できる?

では、なぜ【激レアさんを連れてきた。】のカリスマ農ギャルが海道さんと断定できるのでしょうか?

それは、こちらの動画のおかげです。


TBS系列「Nスタ」のゲキ推しさんの映像です。



1分13秒のこの写真!!

最初にご紹介した、【激レアさんを連れてきた。】のX(旧ツイッター)と同じですよね。

ということで、1月15日放送の【激レアさんを連れてきた。】

「農家なのにギャルを貫いていたら、いつのまに農家の衰退に立ち向かうカリスマになっていた人」

は、海道瑞穂さんで間違いありません!


株式会社アグリたきもとは、おしゃれかつ働きやすさ重視の農業!

Xの投稿にあるように、おしゃれ農業については番組内で紹介されると思います。

そこで、ここでは株式会社アグリたきもとの「働きやすい環境」についてご紹介したいと思います。


現場に水洗トイレ(男女別)を設置!

繁農期は、一度田んぼや畑に出るとなかなかトイレに行くことができないとか。

そこで、作業所とは別に、常設のトイレを設置したそうです。

しかもよくある仮設タイプではなく、おしゃれで清潔なトイレ!


写真 農業女子PJ

Sola
うわ~!
どこかのレストランのトイレみたい。
女性からすると、男女別というのがポイント高いですよね。


休憩所完備!

なんとシャワールーム、ロッカールーム完備の男性専用休憩室と、完全禁煙の女性専用休憩があるそうです。

もともとは簡易コンテナの、男性のみの休憩所だったとのことですが、「農業は身体が資本、環境が良くないと良い仕事は出来ない」ということで、至れり尽くせりの休憩所にしたそうです。

 

楽しみながら作業…ネイルサロンやカントリー風アトリエも!

稲刈後の乾燥調製を行うライスセンターの2階には、カントリー風アトリエがあるそうです。

母親のみどりさんは生け花の先生(草月流師範)ということで、農繁期以外は生け花教室を開いているとか。

ドライフラワーのブルー&ホワイト公認講師の資格もあるそうなので、その教室も開いている…かも???

写真 農業女子PJ


こちらのアトリエでは、数年に一回「アグタキマーケット」という、農業とオシャレをMIXさせた小物などの展示販売をしているそうです。


写真 農業女子PJ

右側の写真のハーバリウムなどに使われているドライフラワーは、みどりさんの手によるものでしょうか。

Sola
素敵ですよね♡
もしかして、教室で習ったものをここで販売したりするんでしょうか?

敷地内にはネイルサロンもあって、農業女子仲間の情報交換の場にもなっているそうですよ。
 

介護休暇あり。今後は産休育休も?

株式会社アグリたきもとには、介護休暇制度があるそうです。

産休・育休制度はまだないそうですが、海道さんの考え方や経営方針から考えると

「産休も育休もいらないでしょ!?」

ではなく、それまで必要なかったのではないかと思います。

従業員7人、うち2人は海道さんのご両親なので、必要になる確率がめちゃくちゃ低いですよね。

現在ある介護休暇だけでなく、いずれは産休育休制度も導入し、もっと女性が働きやすい環境を整えていきたいと思っています。
(農業女子PJ)

これは2018年のインタビューなのですが、同じく2018年の農林水産省発行aff(あふ)3月号によると、

勤務時間: 8時~17時(シフト制、休憩2時間)
休日: 年間85日
その他: 介護休暇・育児休暇あり

になっていました。


大型農業機械の使用で負担を軽減!

大型特殊免許やフォークリフト免許を取得することで、重労働だった米袋などの運搬作業を軽減・効率化。

ライスセンターを建設し、乾燥調整作業にかかる負担を軽減。

トラクターやコンバインなどの大型農業機械を使用することで、体力頼みではない・作業効率の高い農業が実現したそうです。

ちなみに、WAP100(株式会社アグリたきもとが選定された農業の未来をつくる女性活躍経営体100選)によると、農業機械の扱いは女性の方が丁寧と評価されています。

実際、海道さんが20歳の時から乗っている(多分)トラクターは、作業時間が6000時間を超えていますがまだまだ現役だそうです。

新しいトラクターは、正しく使用される限り、10~15年間は耐用できると言われています。
状態が良い場合は、20~25年間。
正しくメンテナンスが行われていれば、30年以上も耐用できる可能性もあるそうです。

トラクターは馬力によりますが、大体1000〜3000時間程度で寿命が来ます。
日本のトラクターは25〜35馬力程度が多いそうですが、その馬力だと実際の寿命は15年1200時間ぐらいだそうです。

1200時間くらいの寿命が、6000時間超えでまだまだ現役!

海道さんの(多分)トラクターは、間違いなく丁寧に使わていると言えるでしょう。

大型農業機械は当然高額なので、耐用年数を上げるためにも女性の参加が必要とのことです。

 

なぜここまで至れり尽くせり?

父親の敏さんの理念と、海道さんの農業に対する想いが根底にあるようです。

農業だけに追われていると、自分が女性であることを忘れてしまい、オシャレやメイク、女性にしかわからない楽しみを後回しにしがちですが、父が「それだと農業している意味がない。やりたいことを楽しみながら作業できることこそが作業効率をあげる」という理念を持ち、理解してくれたからこそ弊社の農作業所は今のカタチになっています。
(農業女子PJ)

就農して13年、今は農業以外の仕事をしている自分が想像出来ないくらい農業が好きです。
「もっと農業する若い人が増えればいいな」という思いで、少しずつ農業のイメージを変えていけるよう楽しみながら農作業しています。

(農業女子PJ)

法人化するときには、地域の若い人たちのために、家族を大切にしつつ安心して働ける職場をつくりたいという思いもありました。
(農林水産省発行aff 3月号)


若い女性が農業を始める。

【激レアさんを連れてきた。】やそのほかの番組でも取り上げられたり、「農ギャル」という言葉も生まれたりと話題性がありますが、一時のブームで終わってしまったらもったいないですよね。

海道さんは、本当に未来を見据えて、働きやすい=継続しやすい農業の実現を考えているんだなということが伝わってきました。

また、ご本人も楽しみながらやっているところが素敵ですよね!

自分が楽しくないと、続けられません。


まとめ

1月15日放送の【激レアさんを連れてきた。】で、

「農家なのにギャルを貫いていたら、いつのまに農家の衰退に立ち向かうカリスマになっていた人」

というタイトルで取り上げられる農ギャルのカリスマ。

誰なのか、ネット上に情報がなかったのですが、富山県入善町で大規模なおしゃれ&働きやすい農業を展開する「株式会社アグリたきもと」の代表取締役海道瑞穂さんということが分かりました。


当初は手伝いくらいの気持ちで就農したものの、規模が大きくなって株式会社アグリたきもとを設立する時には代表取締役になりました。

委託された農地で力頼みではない効率的な農業を行い、品質の高い農作物を育てています。

また、おしゃれ農業の面にスポットライトが当たりがちですが、働きやすい=継続しやすい農業を目指しているそうです。


後継者不足が叫ばれている日本の農業ですが、明るい光が見えてきたように感じました。