「水曜日のダウンタウン」で、2016年にも扱った「マジで死ぬかと思ったエピソード、誰でも1つは持ってる説」第2弾をやります!
第1弾は
太平洋を航海して、ソロモン諸島沖で遭難
→ バミューダトライアングルじゃなくてよかったです。
巨大仏像を製作中、滑ってお釈迦様の手の上に落下
→ さすがお釈迦様、ちゃんと受け止めてくださる。
入院中に薬の量を誤って処方されて死にかける(その後病院側に黙っていてくれと頼まれる)
→ 医療ドラマ?!実際の話を聞くと怖い。
など。ここまで一般の方。
紛争地で取材中、目の前に武装勢力が撃ったロケットランチャーが着弾(戦場カメラマン渡部陽一さん)
刃物が24本突き刺さる箱からの脱出イリュージョンで、ミスで16本が体に突き刺さる(イリュージョニストプリンセス天功さん)
…ものすごい体験が出るわ出るわ。
第2弾もすごいのが出てきそうです。
その前に、芸能人にも「マジで死ぬかと思ったエピソード」があるに違いない!と思い、調べてみました。
このページはプロモーションを含みます。
芸能人の「マジで死ぬかと思ったエピソード」
GACKTさん
7歳の時、海でおぼれて臨死体験をしたそうです。
僕は沖縄の海で溺れた。波に飲まれて、苦しくて、もがいてももがいても、とにかく足が地面につかなくて、頭の上に物凄い勢いで波が動いているのが見えた。どんどん水中に引っ張られていく。息を吸おうとしても、塩辛い水が口に入ってくるだけ。
水を飲むだけ飲んだ時、急に音がパッと消えた。凄く優しい感覚、あったかい感覚、まるで何かに抱かれているかのような感触があった。どう表現すればいいのだろう。
僕は、それまで味わったこともない安堵感に包まれていた。
その直後だった。走馬灯が回り始めた。生まれてからの記憶が事細かに、順番通りに頭の中で回って行った。
初めての事だった。感じたことのない恐怖を味わった。間違いなく死ぬ。そう思った。
(GACKTさん著『自白』)
この体験の後、見えないもの(幽霊など)が見えるようになったというGACKTさん。
合計15回走馬灯を経験しているそうです。
GACKTさんのどこか人間離れしているような超然とした雰囲気は、実はその影響だったり?
ビートたけしさん
1994年、東京都新宿区の安鎮坂付近を原付バイクで運転中、ガードレールに激突しました。
4メートルも吹っ飛ばされて頭を強打し大出血、意識不明のまま東京医大病院に救急搬送。
右側頭部頭蓋骨陥没骨折、脳挫傷、右頬骨複雑骨折という重症で、病院でようやく意識を取り戻した時には、事故前後数時間の記憶がなかったそうです。
生死の境を彷徨っていた時、ビートたけしさんの夢の中に、事故前に亡くなった親友の逸見政孝さんが出てきたそうです。
退院後のインタビューで「あれは、『まだ俺は死んじゃいけない。』って逸見さんが言いに来てくれたんじゃないかな」と語りました。
松村邦洋さん
2009年の東京マラソン中に心肺停止。
口から泡を吹き、目はうつろで、顔も青ざめた状態だったそうです。
処置が速かったため呼吸を取り戻し、そのまま入院となりました。
松村さんによると、倒れた理由は「6時間切ってやろうと思った」と、無理をしていたこと。
心肺停止で倒れている間、三途の川を渡りかけたそうですが、
「亡くなったウガンダさんが夢の中に出てきて『こっちの川じゃなくて そっちを通れよ』って。この川を通れよと言われて通っていくと三途の川が、神田川につながって目が覚めたような感じ」
と、先輩芸人に救われた臨死体験を明かしています。
出川哲郎さん
かなり無茶なロケをすることでも有名な「世界の果てまでイッテQ!」の「ペットボトルロケットで人は飛べるか?」企画。
大量のペットボトルを背中に積み、空気圧で飛べるかどうか試すものでした。
少しでも体を軽くするため、当初出川さんはカメラ付きのヘルメットをかぶることを拒否。
が、「顔の表情を撮りたい」とスタッフに説得され、かぶることになりました。
チャレンジの結果は失敗で、出川さんは顔から地面に激突します。
もしヘルメットをつけていなかったら「首をやって、さようなら出川くんだった」と、衝撃のすごさを語りました。
ただ後日、アメリカのテレビ番組の「世界のバカな人間特集」で、出川さんのペットボトルロケットのVTRが流れていた時、スタジオでアメリカ人が大笑いしていたことを知ると
「すごいうれしかった」
「世界中の人たちがこれだけ笑ってくれるのなら、首の一つや二つ、どうでもいいと思いました」
と言ったそうです。
出川さんのお笑い魂には敬服しますが、どうか体を大切にしていただきたいものです。
過激な内容の方がウケがいいのかもしれませんが、事故が起きてからでは遅いので…。
千原ジュニアさん
2001年、バイクでタクシーの横を通り抜けようとしたところ、衝突しそうになり、避けようとして電柱に激突したそうです。
ちょうどその日は暖かくなってきたから、ヘルメットをフルフェイスから半キャップに変えていたそうで、顔が守られていない状態でした。
体が一切動かず、痛い感覚はなかったそうですが、大量の出血で体温が下がってしまったためとても寒かったそうです。
意識を失っている時、「三途の川的な花畑」を見たそうです。
お花畑で大きな花をつけた先輩芸人がスローモーションで走り、千原ジュニアさんのことを呼んでいる、という内容だったそうで、千原ジュニアさんは「これ知ってる!絶対行ったらあかん」とはっきりと思ったそうです。
保坂尚樹さん
少年時代、近所に「亀に穴を開けて願をかけて放す神社」があったそうです。
でも亀を買えなかったので、甲羅に穴が開いた亀を神社から盗んで家に持ち帰ったとのこと。
翌日、亀は家の前で車にひかれて死んでいたそうです。
その1週間後、保坂さんは次の交差点で、亀みたいにランドセルを背負いながら車に踏みつぶされて、1週間意識不明。結局4カ月入院したそうです。
意識がない間、三途の川のようなところを逆走していて、おばさんに「こっちに来ちゃだめよ」と言われたと明かしています。
亀のバチがあたった、ということでしょうか。
怖いですね(><)
ちなみにSolaも、
自転車走行中、よそ見運転の車に突っ込まれそうになった
窓の拭き掃除をしていて、マンションの3Fの窓から落ちかけた
という死にかけエピソードを2つ持っています。
1人1エピソード説に1票を投じたいと思います(笑)
臨死体験について
上に挙げた以外にも芸能人の「マジで死ぬかと思ったエピソード」はまだまだありましたが、ほとんどのエピソードで「臨死体験」的なものが語られていました。
では、臨死体験とはどういうものなのでしょうか?
臨死体験とは
何らかの危機に遭遇し、通常の意識レベルが低下している状態で生じる、超越的で神秘的な要素を帯びた体験のこと。
その体験内容には、文化的、個人的背景を越えた共通性がみられる。
臨死体験は、体験された内容が本人に鮮烈な印象を残すだけではなく、臨死体験の後にも、事後効果(aftereffects)と呼ばれる様々な変化が生じるなどする。
(研究論文「臨死体験に辿る過程 -臨死体験者と日常への復帰-」)
臨死体験のよく言われる内容は、
自分の身体の外側に抜け出たような感覚(対外離脱体験)
暗いトンネルを光に向かって通り抜ける体験
人生を走馬灯のように振り返る
境界線(三途の川など)を見る(生還者はそこを超えない)
光に満ちた、お花畑のような美しい世界
死者の霊や神との出会い(帰れと言われることが多い)
実際、今回調べた体験でも
静かで平和な感覚:GACKTさん
走馬灯:GAKTさん
境界線を見る:松村邦洋さん、保坂尚樹さん
光に満ちた、お花畑のような美しい世界:千原ジュニアさん
死者の霊や神との出会い:ビートたけしさん、松村邦洋さん、千原ジュニアさん、保坂尚樹さん
面白いのが、死者の霊との出会いで千原ジュニアさん以外の3人は「こっち来るな」的メッセージだったのに対し、千原ジュニアさんは先輩芸人に呼ばれた感じだったこと。
とはいえはっきりと「行ってはいけない」と分かっていたそうなので、本気で呼ばれていたのではないかもしれませんね。
また、GACKTさんの霊的なものが見えるようになったというのは、「事後効果」なのでしょう。
臨死体験の原理は説明できる?
臨死体験は、「死後の世界」を垣間見る体験なのか、それとも瀕死の状態で見る夢のようなものなのかは、研究者の間でも議論が分かれているそうです。
その人が持っている天国や極楽のイメージが展開される。
麻酔薬やサイケデリックス(幻覚剤)の使用によっても同じような体験が起こることが、実験から明らかになっています。
正直、素人にはどちらが正しいとかは分かりません(^^;
ちなみに走馬灯については、カナダ、中国、アメリカなどからなる研究チームが「偶然に記録できた死の前後30秒の脳波を解析したところ、実際に死の直前には短時間で多くの記憶が呼び起こされている可能性がある」と発表しています。
この臨死体験の間は、次々に映像が切り替わり、自分は第三者的に映像を見つめます。
思考速度も加速されて時間の長さが引き伸ばされたようになり、多幸感も伴うと言います。
(死の間際の「走馬灯」は本当にあるの?)
死にかけた被験者がないないと研究できない、だとなかなか解明できませんが、薬を使って臨死体験に似た体験を引き起こせるなら、「オカルト」で片づけることなく科学的に解明できるようになる日も近いかもしれませんね!
まとめ
芸能人の「マジで死ぬかと思ったエピソード」と、臨死体験について調べてみました。
当初は死ぬかと思ったエピソードだけの予定でしたが、ほとんどの方が臨死体験的なものを体験されていたので…。
臨死体験の内容は、人種とか文化に左右されず、世界共通のようです。
なにかしら霊的な要素がありそうな一方で、薬物の使用によっても同じような体験が起きることから、科学的に解明できる可能性も高いのかもしれません。